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理事長所信

理事長紹介

一般社団法人 碧南青年会議所
2024年度 第68代理事長 新美慶太郎
 
・円滑な組織運営
・厳格な規則の遵守
・模範となる渉外対応
・明瞭な財務運営
・ブランディング強化事業の実施
・出向者の支援・協力
・卒業生を送る会の実施
・LOM 全体で取り組む会員拡大活動の実施
・新入会員教育の実施
・懇親を深める家族会の実施
・市民まつり及び市民事業への参画・協力
・青少年交流事業の実施
・碧南の明るい未来を創造する事業の実施
・次年度理事長お披露目会の実施
・迅速かつ魅力溢れる情報の発信
・ビジネス力強化事業の実施
・青年会議所諸事業への積極的な参加・協力

はじめに

 2023 年かつての混乱は収束に向かい、また新しい時代へと日本は動き出しました。 2020 年から 2022 年までの 3 年間、私たちはいろいろなことについて深く考えさせられま した。今まで当たり前だったことが当たり前に行うことができない現状、加速する IT 化 の波、得体の知れないものについて過剰に反応し対応を迫られる日常。近い昔だが遠いこ とのように思え、過去を美化し昔を羨む毎日。そこから収束に向かうと混乱前と最中での 設において各々の考えがあり、ぶつかり、議論が生まれ、どちらかを選択していく。忘れ てはいけないことは双方の意見とも正しく、信念があるということ。その中で必要なのは 個人の意見ではなく、会の状況、情勢、世間から求められているもの、JC が JC として存 続している理由を総合的に判断して選択していくこと。そして、その選択に会として納得 して前に進んでいくこと。一人も取り残すことのないそんな組織に私はしたい。それがこ れまで JC と向き合ってきた私の答えです。そのような組織にするために全力で走り続け ますので、どうぞよろしくお願いいたします。

基礎の重要性

 何を行うにしても一番大切なのは基礎です。碧南青年会議所にも基礎となる部分があり ます。それは定款に定められていることもそうですし、67 年もの間受け継がれているもの もそうです。建物に例えると建物全体を支えるものが基礎にあたり、基礎工事に手を抜い てしまうと建物はすぐに崩壊してしまいます。会も同じだと考えます。その基礎にあたる 部分をしっかりと考え、構築し、自身に落とし込み、発信していく。この繰り返しが強靭 な基礎を造り、揺るぎない会を構築します。そして、それは対内だけではなく対外に対し ても言えます。一歩外に出ると役職関係なくメンバー全員が碧南青年会議所のメンバーと して見られます。メンバーが迷わないようしっかり碧南青年会議所としての姿勢を発信 し、総務渉外委員会は自らが碧南青年会議所の筆頭委員会として 2024 年度の碧南青年会 議所を体現し、模範となるような行動を率先して行い、会を牽引する委員会である必要が あります。

財務の明瞭化

 碧南青年会議所の活動はメンバーの入会金 3 万円、年会費 13 万円、その他 OB 会様な どからの寄付金収入で成り立っています。そのお金がどのように使われているかを分かり やすく発信し、メンバーの皆様に理解していただく必要があります。メンバー全員が財務 内容について理解し、納得したうえで会を運営することこそがメンバーの学びや事業の効 果を格段に増すことができると考えます。そのためには、事業費が適切に使われているか を確認し、誰に見られても恥ずかしくない財務運営を行う必要があります。

JCの価値

 碧南青年会議所は本年で 68 年目を迎えます。碧南青年会議所のピーク時の会員数に比 べて碧南市自体の人口は増加しているのにも関わらず、会員数は減少の一途をたどってい るのはなぜでしょうか。理由は様々かもしれませんが、原因の一つとして碧南青年会議所 のブランド力が低下していることが一因と言えます。会員数の増加や碧南青年会議所がこ れからも世間から必要とされるためには、より一層碧南青年会議所としての価値を高める 必要があります。そのためにまずはメンバー全員が JC の価値について考え、碧南青年会 議所がどうなればより一層魅力的な組織となるかの目標像を定め、共通認識としてそこに 向かって進んでいくことが必要です。そして世間に対しても碧南青年会議所がどれほど魅 力的な組織かを発信し、共感を持っていただくことが必要と考えます。

会員拡大

 「数は力」、「量より質」反対の意味の言葉に感じますがどちらも正しく、追い求めてい かなければならないと私は思います。運動を起こすにも少ない人数で起こすより多い人数 で起こすほうが規模も説得力も違います。しかし、ただ数が多いだけで何も理解せず運動 を起こしていればすぐに見透かされ運動は自己満足に終わってしまいます。それではどう すれば良いでしょうか。一番はメンバーの大多数が碧南青年会議所の良さを理解し、笑顔 で発信できるかどうかです。魅力ある組織に人は集まる。たしかにそうだと思います。で は魅力ある組織とはどのような組織でしょうか。それは魅力ある人が揃っている組織で す。今回理事のメンバーには LOM 内出向をしていただき、会員拡大戦略会議という会議 体を設置します。理事の皆様が率先して「魅力ある人」=「笑顔で碧南青年会議所の良さ を発信できる人」になり、LOM 全体を巻き込み必ず会員拡大を成功させましょう。

共育

 人は人によって磨かれる。私の尊敬する先輩がおっしゃっていた言葉です。その通りだ と思います。入会間もないメンバーは碧南青年会議所のことについてほとんど何も知りま せん。そこで先輩メンバーによる新入会員の教育の場が必要です。ここで青年会議所の基 礎を習得し、青年会議所が与えてくれる学びの機会を得る心構えをしていただきます。ま た、委員会に所属する新入会員以外のメンバーには教える立場となることで、さらに青年 会議所のことを勉強していただき、新入会員と共に成長していただければと思います。そ して青年会議所活動の醍醐味とも言える街のための事業にも触れ、LOM アカデミー委員 会を通して JAYCEE としての基盤を造っていただきたいと思います。

支えがあってのJC活動

 青年会議所の活動をしていくうえで、ご家族の理解は必須になります。ご家族に青年会 議所の活動を応援してもらうためには、何のために JC 活動をしているか発信し、まず JC について知っていただくことが重要です。また、家族同士の懇親を深めることができるよ うな機会を率先して造り、応援していただけるような環境を整え、JC 活動の後押しとする ことができればさらに大きな効果のある運動を展開できるはずです。

街の未来のために

 JCI ミッションには「青年に成長の機会を提供する」とあります。街の明るい未来のた めには青少年への成長は必要不可欠です。義務教育や家庭での教育には限界があります。 そのため、地域・家庭・学校・JC で教育を展開し、すべては将来を担う若者のために JC として活動を展開する必要があります。

明るい未来碧南

 解決しなければならない「こと」についてよく「課題」や「問題」と表されます。それ では「課題」と「問題」の違いは何でしょうか。ここでは「課題」とは目標とする姿と現 状のギャップのことを指し、解決すれば目標とする姿に近づいていくもの。「問題」とは 解決しなければより一層悪い方向に行ってしまい、すぐに解決しなければならないものと 定義させていただきます。「問題」に関しては発見することが容易ですぐに対応していか なければならず、解決が急務なことですが、分かりにくい「課題」をいち早く見つけ、解 決するために運動を起こすことが JC 活動の醍醐味だと私は考えます。碧南の明るい未来 のために市民の方々が認識しづらい課題について JC として運動を起こし、市民の意識を 変革していく必要があります。碧南の未来創造委員会とはあらゆる課題について考え運動 を起こし、碧南の明るい未来を率先して創っていく委員会であります。

広報の重要性

 JC は広報が下手とよく言われます。具体的な例でいくと日本で最も多い青年経済人が所 属する団体でありながら、JC が何をしている団体か分からない人が多いということがあげ られます。街のためを思い活動している中で、認知度が低いということは致命傷でもあ り、活動に対する説得力に欠けます。そこであらゆる媒体を駆使して JC が街のためにど のようなことをしているかを発信し、認知度を高め、より多くの市民の共感を得るよう運 動を展開していくことが重要です。

社業とJCは不離一体

 説得力を持たせるという点で自己研鑽を怠ってはいけません。人は誰が言うか、誰に言 われるかで動く生き物です。JC 活動を頑張っていることは素晴らしいことです。ただ、JC だけ頑張っているだけでは説得力に欠けます。JC と社業は切っても切り離せない関係にあ ります。社業あっての JC、私はそう思います。そのためにはメンバー全員がビジネススキ ルを上げるために努力し、JC と社業を両立し、人としての器を大きくする必要がありま す。

終わりに

 碧南青年会議所は 1957 年7月13日に全国120番目の青年会議所として誕生しました。その62 年後、私は10名の同志と共に碧南青年会議所の門を叩きます。それは必然でしょうか偶然でしょうか。私は必然であると考えます。この時代、同じ時間を今この場にいる人と共有できる確率は限りなく0に近いです。確率を超えた出会い、今この場に、自分に 必要だからこそ出会うことができたのです。まずはこの出会いに感謝しましょう。次に、相手を尊重すること。まったく同じ思いを持って入会した人はおそらくいないでしょう。その中で個人としての目的も違う、取り組み方も違う「点」の集団を「線」に、そして「円」となるためには何が必要でしょうか。それはメンバー全員がまずは「自分」ではな く「相手」を尊重することです。その積み重ねからお互いを認め合い尊敬できる間柄になることができます。それこそがJCの本質と私は考えます。 
 組織の「円」の大きさはリーダーの器で決まります。私に課せられた使命はその「円」を最大限に広げ、メンバーが全力で活動できる環境を整えることだと思っています。そのために私自身も全力で考え、全力で活動していきます。 
 入会したきっかけは人それぞれです。きっかけはどんなことでも良いと思います。正解なんてありません。自己啓発、人脈作り、社業拡大…大いにその目的に向かって全力で取り組んでいってください。どんなことでも全力で応援します。 
 67年もの間、先輩諸兄が築いてきた歴史と伝統を胸に刻み、メンバーの皆様、碧南青年会議所、碧南市、愛知県、我が国日本の明るい未来のために、先頭に立って誠心誠意活動してまいります。1年間どうぞよろしくお願いいたします。
一般社団法人碧南青年会議所
〒447-8501
愛知県碧南市源氏神明町90番地
碧南商工会議所内
TEL.0566-41-1100
FAX.0566-48-1100
一般社団法人碧南青年会議所 事務局
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